「ファミソル・コールドソープN」誕生秘話

そもそも、この「ファミソル・コールドソープN」にはその前身である「きよちゃん石けんハイパー」という石けんがありました。

それは私個人がキッチンで手づくりしていた石けんです。
薬事法上この手づくり石けんは「化粧品」としては売れないため、Family Saltの常連様で「雑貨扱い」となることをご理解いただける方にのみ販売していました。

でも、この石けんが本当に良いんです!
それに喜んでお使い下さる方も多く、キッチンでの手づくりが追い付かなくなってきていました。

ちょうど「ファミソル・アイラッシュセラム+α」も製造販売し、オリジナル商品開発にも手を出していたので、この際石けんもきちんと化粧品として堂々と売れるものを作ろう!と、製造することを決意!!


ところがです。


「小ロットでオリジナル石けんおつくりします!」と、言っている化粧品製造メーカーや石けんメーカーに
・現在使っている原料と同じか、それに近い処方
・販売価格が2000円以下になるような原価
・1000個以下の小ロット
で、製造可能かと、まず10社に問い合わせた結果、1社もできませんでした。

なかには「小ロットでオリジナル石けんおつくりします!」と、堂々とHPで書いているのに
「1000個以下の小ロットは当社の石けんにパッケージだけ変えてオリジナルにする形になります」
なんて返事もあったり、
そもそも、返事があるだけ、マシで全く返事がないのも数社ありました。

「小ロット」とか言っても、結局は本当の小ロットは相手にしないということか…


まぁ、そんなことで、へこたれる私ではありません。

その程度でへこたれるような根性で、自営業がやってられるか?!


で、次に私が当たったのが「石けん製造工場」でした。

こちらも同じように3社問いあわせた結果、1社だけとても丁寧な返事を下さった工場がありました。

「その処方ですと、○○油が少し酸化が早いように思います。
代わりに○○油で作ることをオススメします。
それ以外の原料は同じもので、1窯から製作できます。
正式なお見積もりを出すまで価格は確かなことは言えませんが、
重量を少なくすることで、ご希望の販売価格にはできるかと思います」

確か、こんな提案型のお返事でした。


そこからも試作を繰り返し、出来上がったのが「ファミソル・コールドソープN」です。

正直「きよちゃん石けんハイパー」を超えるものができました!!


しかも、高級石鹸などの製造方法として知られる「コールド製法」です。
だから、コールドソープという名前なんですね。
(=⌒▽⌒=)

このコールド製法の石けんの特徴はとにかく「しっとり保湿効果」
洗ったほうが、しっとりするぐらいです。





ただ、唯一欠点があるとすれば、それは「溶けやすい」ことです。

これは「ファミソル・コールドソープN」に限ったことではないのですが、固形石鹸はお風呂場に置きっぱなしにすると、湯気だけでも柔らかくなって、溶けやすく早く減ります。
必ず使用後はソープディッシュや石けん箱に入れて、洗面所などに移動させてください。


次回は、「ファミソル・コールドソープN」に寄せられたお客さまの声をご紹介します。

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