日焼け止めが肌に合わない…その理由は?
敏感肌の方で
「私は日焼け止めが合わないからつけてない」
と言う方は合わない日焼け止めを一度使ってしまったがために「食わず嫌い」のように、どの日焼け止めも敬遠するするようになってしまったんじゃないか・・・?
と、前回お話しました。
デリケート肌さんの駆け込み寺であるFamily Salt.
「合わないなら使わないほうがいいんじゃない?」
と、思ったあなた。
本当に合わないなら使わないほうがいいんですが、たまたま一度お肌に合わない日焼け止めをつかったことで全ての日焼け止めを拒否しているなら、それは現代の紫外線事情を考えると滅茶苦茶リスキーで、美肌をキープするうえでは人生損をしています。
敏感肌の方には特に日焼け止めをつけて欲しい!!
なぜなら、アレルゲンの侵入などからお肌を守ってくれているランゲルハンス細胞、通称「お肌の自衛隊」は紫外線ダメージを受けると破壊されてしまうのです。
だから、あえて言おう!
使えるなら日焼け止め、絶対使うべし!!
そこで、検証!
日焼け止めの肌トラブルで考えられる理由3つのこと。
【その1】紫外線過敏症なのに、紫外線吸収剤使用ものを使ってしまった。
紫外線過敏症とは要するに紫外線に反応するアレルギーのようなもの。
紫外線を浴びないほうがよいので、日焼け止めはマストなのですが、
「日焼け止めが肌に合わない」
と、言う方も結構おられるのです。
最近でこそ「ノンケミカル」と言われる「紫外線散乱剤」で作られた日焼け止めも多く出回ってますが、SPF数値合戦の頃は数値が上がらない散乱剤より、高いSPF値が出せる「紫外線吸収剤」での日焼け止めが主流でした。
この頃に日焼け止めでトラブルにあい、それ以来日焼け止めを敬遠している方は「ノンケミカル」「紫外線吸収剤不使用」というものなら使える可能性が高いです。
そもそも散乱剤はその名の通り、紫外線を跳ね返して紫外線ダメージを防ぐもの。
それに対して吸収剤は(ここからややこしいので、おちついてゆっくり解説しますね)
吸収剤を肌に塗布することにより、その吸収剤が紫外線を集め、皮膚内部までは届かないようにする。
つまり雷でいうところの避雷針のように、吸収剤が紫外線を文字通り吸収するので、紫外線吸収剤を塗布している部分の肌には直接紫外線は当たらないというもの。
でも、紫外線を吸収した薬剤が肌に乗っている状態ですよね?
これ、普通の方なら問題ないんですが、紫外線過敏症の人は要注意なことは判りますよね?
早い話が花粉症の方が「花粉を集めるマスク」をつけたいか?
いくら「このマスクが花粉を吸収するので、鼻や喉には入りません!」と言われても、ちょっとそのマスク使うの嫌じゃないですか?
どうせなら「花粉を跳ね返すマスク」がいいですよね?
そういうことなので、日焼け止めも「紫外線散乱剤」でできたものを選ぶと良いかもしれません。
Family Saltで取り扱いの日焼け止めは全品「紫外線吸収剤不使用」です。
【その2】乾燥肌なのに、SPF値の高い日焼け止めを使ってしまった。
その1でも少し書きましたが、紫外線散乱剤では高SPF値が出せません。
紫外線散乱剤ではだいたいSPF35ぐらいまでが一般的です。
それ以上のSPF50とかの日焼け止めは紫外線吸収剤を使っている日焼け止めです。
紫外線吸収剤は実はとってもベタベタと脂っぽいテクスチャーなんです。
なので、そのベタつき感を軽減するために、メーカーは紫外線吸収剤を沢山配合した日焼け止めほど、サラサラになるような粉体を配合して、使用感をよくしています。
SPF値が高い日焼け止めはカシャカシャとよく振ってから使うタイプが多いですよね?
あのカシャカシャは粉が混ざるように振っているんです。
ただ、この粉ですが、サラサラになって良いのですが、乾燥肌の方にはサラサラしすぎるんです。
SPF値が高いほど、粉は多くなるので、乾燥肌の方は要注意です。
できたら、クリームタイプのものを使ったほうがベターです。
【その3】クレンジングを使わず、日焼け止めが肌に残っていた。
実は化粧品メーカーに届く日焼け止めの肌クレームの大半はこれなんです。
「泳いでも! 汗をかいても! 落ちない!!」
というようにウォータープルーフを売りにしている日焼け止めの多くはクレンジングを使わないと落ちません。
中には市販のクレンジングでも落ちず、専用クレンジングでないと落ちないものもあります。
これを専用どころか、普通のクレンジングも使わずにいると、日焼け止めがずっと肌に乗ったままの状態になります。
2で書いたようにサラサラにするための粉体がたっぷりの日焼け止めです。
当然乾燥肌じゃなくても、乾燥してきます。
乾燥がひどくなると肌荒れしてきます。
「 え?! 専用クレンジングがいるなんて知らなかった!! 聞いてないよぉ!!」
勿論商品に注意事項として記載していますので、この場合は正しく使っていなかったお客様の「自己責任」となります。
でもね、顔ならまだしも、体にクレンジング(=化粧落とし)がいるとは思わない人も多いですよね?
みんながみんな小さい文字で書かれた注意事項を読むとは限らないし…
ちなみに私が勤めていたメーカーでは専用クレンジングのいる日焼け止めの対面販売時は必ず専用クレンジングの一緒に売るように教育されていましたし、勿論セットで販売していました。
そこで、Family Salt取扱いの日焼け止めを今度は「落としやすさ」で比較してみました。
パックス … 石鹸で落ちます
ナティエラ … 石鹸の二度洗い推奨
マジェンヌ … 石鹸の二度洗い推奨
アシュケア … 石鹸の二度洗い推奨
アシュケア・ホワイト … クレンジングが必要
注:上記は単品使用の場合のクレンジング方法です。
上に落ちにくいメーキャップをする場合はパックスでも勿論メーククレンジングが必要となります。
Family Salt取扱い商品の中では「アシュケア・薬用UVプロテクト パーリーホワイト」がクレンジングが必要です。
首や腕に塗った時もクレンジングが必要となりますので、落とすのにご注意ください。
上手に使えば日焼け止めは敏感肌の方でも安心してお使い頂けるものが沢山あります。
日本国内での日常生活ではSPF15~30程度で十分であることを理解して、数字に惑わされずに、ご自分の肌に合った日焼けどめを見つけてくださいね!
「私は日焼け止めが合わないからつけてない」
と言う方は合わない日焼け止めを一度使ってしまったがために「食わず嫌い」のように、どの日焼け止めも敬遠するするようになってしまったんじゃないか・・・?
と、前回お話しました。
デリケート肌さんの駆け込み寺であるFamily Salt.
「合わないなら使わないほうがいいんじゃない?」
と、思ったあなた。
本当に合わないなら使わないほうがいいんですが、たまたま一度お肌に合わない日焼け止めをつかったことで全ての日焼け止めを拒否しているなら、それは現代の紫外線事情を考えると滅茶苦茶リスキーで、美肌をキープするうえでは人生損をしています。
敏感肌の方には特に日焼け止めをつけて欲しい!!
なぜなら、アレルゲンの侵入などからお肌を守ってくれているランゲルハンス細胞、通称「お肌の自衛隊」は紫外線ダメージを受けると破壊されてしまうのです。
だから、あえて言おう!
使えるなら日焼け止め、絶対使うべし!!
そこで、検証!
日焼け止めの肌トラブルで考えられる理由3つのこと。
【その1】紫外線過敏症なのに、紫外線吸収剤使用ものを使ってしまった。
紫外線過敏症とは要するに紫外線に反応するアレルギーのようなもの。
紫外線を浴びないほうがよいので、日焼け止めはマストなのですが、
「日焼け止めが肌に合わない」
と、言う方も結構おられるのです。
最近でこそ「ノンケミカル」と言われる「紫外線散乱剤」で作られた日焼け止めも多く出回ってますが、SPF数値合戦の頃は数値が上がらない散乱剤より、高いSPF値が出せる「紫外線吸収剤」での日焼け止めが主流でした。
この頃に日焼け止めでトラブルにあい、それ以来日焼け止めを敬遠している方は「ノンケミカル」「紫外線吸収剤不使用」というものなら使える可能性が高いです。
そもそも散乱剤はその名の通り、紫外線を跳ね返して紫外線ダメージを防ぐもの。
それに対して吸収剤は(ここからややこしいので、おちついてゆっくり解説しますね)
吸収剤を肌に塗布することにより、その吸収剤が紫外線を集め、皮膚内部までは届かないようにする。
つまり雷でいうところの避雷針のように、吸収剤が紫外線を文字通り吸収するので、紫外線吸収剤を塗布している部分の肌には直接紫外線は当たらないというもの。
でも、紫外線を吸収した薬剤が肌に乗っている状態ですよね?
これ、普通の方なら問題ないんですが、紫外線過敏症の人は要注意なことは判りますよね?
早い話が花粉症の方が「花粉を集めるマスク」をつけたいか?
いくら「このマスクが花粉を吸収するので、鼻や喉には入りません!」と言われても、ちょっとそのマスク使うの嫌じゃないですか?
どうせなら「花粉を跳ね返すマスク」がいいですよね?
そういうことなので、日焼け止めも「紫外線散乱剤」でできたものを選ぶと良いかもしれません。
Family Saltで取り扱いの日焼け止めは全品「紫外線吸収剤不使用」です。
【その2】乾燥肌なのに、SPF値の高い日焼け止めを使ってしまった。
その1でも少し書きましたが、紫外線散乱剤では高SPF値が出せません。
紫外線散乱剤ではだいたいSPF35ぐらいまでが一般的です。
それ以上のSPF50とかの日焼け止めは紫外線吸収剤を使っている日焼け止めです。
紫外線吸収剤は実はとってもベタベタと脂っぽいテクスチャーなんです。
なので、そのベタつき感を軽減するために、メーカーは紫外線吸収剤を沢山配合した日焼け止めほど、サラサラになるような粉体を配合して、使用感をよくしています。
SPF値が高い日焼け止めはカシャカシャとよく振ってから使うタイプが多いですよね?
あのカシャカシャは粉が混ざるように振っているんです。
ただ、この粉ですが、サラサラになって良いのですが、乾燥肌の方にはサラサラしすぎるんです。
SPF値が高いほど、粉は多くなるので、乾燥肌の方は要注意です。
できたら、クリームタイプのものを使ったほうがベターです。
【その3】クレンジングを使わず、日焼け止めが肌に残っていた。
実は化粧品メーカーに届く日焼け止めの肌クレームの大半はこれなんです。
「泳いでも! 汗をかいても! 落ちない!!」
というようにウォータープルーフを売りにしている日焼け止めの多くはクレンジングを使わないと落ちません。
中には市販のクレンジングでも落ちず、専用クレンジングでないと落ちないものもあります。
これを専用どころか、普通のクレンジングも使わずにいると、日焼け止めがずっと肌に乗ったままの状態になります。
2で書いたようにサラサラにするための粉体がたっぷりの日焼け止めです。
当然乾燥肌じゃなくても、乾燥してきます。
乾燥がひどくなると肌荒れしてきます。
「 え?! 専用クレンジングがいるなんて知らなかった!! 聞いてないよぉ!!」
勿論商品に注意事項として記載していますので、この場合は正しく使っていなかったお客様の「自己責任」となります。
でもね、顔ならまだしも、体にクレンジング(=化粧落とし)がいるとは思わない人も多いですよね?
みんながみんな小さい文字で書かれた注意事項を読むとは限らないし…
ちなみに私が勤めていたメーカーでは専用クレンジングのいる日焼け止めの対面販売時は必ず専用クレンジングの一緒に売るように教育されていましたし、勿論セットで販売していました。
そこで、Family Salt取扱いの日焼け止めを今度は「落としやすさ」で比較してみました。
パックス … 石鹸で落ちます
ナティエラ … 石鹸の二度洗い推奨
マジェンヌ … 石鹸の二度洗い推奨
アシュケア … 石鹸の二度洗い推奨
アシュケア・ホワイト … クレンジングが必要
注:上記は単品使用の場合のクレンジング方法です。
上に落ちにくいメーキャップをする場合はパックスでも勿論メーククレンジングが必要となります。
Family Salt取扱い商品の中では「アシュケア・薬用UVプロテクト パーリーホワイト」がクレンジングが必要です。
首や腕に塗った時もクレンジングが必要となりますので、落とすのにご注意ください。
上手に使えば日焼け止めは敏感肌の方でも安心してお使い頂けるものが沢山あります。
日本国内での日常生活ではSPF15~30程度で十分であることを理解して、数字に惑わされずに、ご自分の肌に合った日焼けどめを見つけてくださいね!