「ニベ○の青缶が高級クリームとほぼ一緒」と言う人は・・・
さてさて、タイトルにも書きましたニ○アが某高級クリームとほぼ一緒という噂…2年ほど前からネットで話題になり、雑誌にも載ったりしてますね。
この件は書こうかどうか、ずーっと悩んでました。
ニベ○が悪いわけではないんですよ!
私も持ってます。
……と、言っても使ってるのはもっぱら足の裏のガサガサ用です・・・
尿素があまり肌に合わない私のガサガサ踵にはお風呂上がりのニ○アがちょうどよいんです。
顔にはよぉ使いません。
ニベ○が悪いわけではなく、高級クリームでも私には使えないものがたくさんあります。
ニ○アもあの価格では悪い物ではなく、使える人はどんどん使っていいと思ってますが、
「高級クリームとほぼ一緒」
というのはあまりにも乱暴なので、一緒にされてる高級クリームがちょっとかわいそうだなぁ・・・と、美容部員なりの解説をしたいと思います。
1番簡単に説明すると…
「ニベ○の青缶が高級クリームとほぼ一緒」と言う人は「百円ケーキを高級ホテルのケーキと一緒」と言ってるようなものです!!
「ニベ○の青缶が高級クリームとほぼ一緒」と言うと安くて良いもの解ってる風ですが、「百円ケーキを高級ホテルのケーキと一緒」と言うと、ただの違いのわからない味音痴ですよね?
そんなこと言ってたら、格付けチェックで「写す価値なし」になりそうですよ(笑)
そもそもケーキの材料はだいたいにおいて
「小麦粉・卵・バター・砂糖」
です。
それが、
無農薬ハーブを餌に自由に放し飼いをして健康に育てられたこだわりの地鶏の獲れたて新鮮卵でも「卵」
運動もできない檻の中で農薬たっぷりのトウモロコシを餌に育てられたニワトリの卵も「卵」
です。
ストレスのない豊かな自然の中、昔ながらの放牧で育てられたジャージー牛から採れた牛乳で昔ながらの伝統製法で作られた熟成バターも「バター」
家庭の冷蔵庫にあるのと同じ雪印バターも「バター」
さらに、ケーキで言うならばちゃんと分量を正しく測っても混ぜ方を失敗すると膨らまなかったりしますね?
分量や作り方ひとつでも出来栄えが全然違うのです。
高級ホテルやパティスリーはそこを独自に研究して、オリジナルの極上の味を出しています。
それを「小麦粉・卵・バター・砂糖」という原材料が同じだけで、百円ケーキと、高級ケーキを「ほぼ一緒」という人がいますか?
原材料が同じというだけで「ほぼ一緒」というのはそういうことです。
「でも、化粧品は原料が一緒なら一緒じゃないの?」
甘い!!
原料を作る過程も違います!
それに化粧品に関しては分量0.1mgの違いでもテクスチャーや浸透力が全く変わってきます。
ザックリと「配合が多いもの順に全成分が書かれている」と言っても、ちょっとの違いで大違いなんです。
大事なことなので、もう一度言います。
「ニベ○の青缶が高級クリームとほぼ一緒」と言う人は「百円ケーキを高級ホテルのケーキと一緒」と言ってるようなものです!!
でもね・・・
高級クリームとほぼ一緒ではありませんが、ニベアがダメなわけではないんです。
使える人は使えばいいと思います。
ニ○アに限らず、安くていいものもたくさんあります。
百均コスメの中でも「お、これ、百円やのに、案外やるやん」ってものもたくさんあります。
逆に値段が高くても、使えないものもたくさんあります。
5万円のクリームでも肌荒れする人はします。
ネットの情報は便利です。
参考にできるものはしてください。
でも必ずしもネットの情報が正しいわけではありませんし、
みんなが「イイ」と言っていても、あなたの肌に合うかどうかはわかりません。
ネットや人の意見ではなく、自分がいいと思うものを使うのが大事なんです。
最後にこれだけは言わせてください。
ニベ○には水分量を増やす成分は入っていません。
水分が蒸散しないようにお手入れの最後にお肌のラップになるような、本来の役目を持った典型的な昔からの「ナイトクリーム」的なクリームです。
さすが、ロングセラー商品です。
「これ1本でOK!」のようなワンステップ型のジェルクリームが登場するまで、化粧品の歴史において長らくの間「クリーム」とは最後のラップの役目でした。
化粧水で水分を補給したあとに、クリームを塗ることで、水分と油分のバランスを整え、皮脂幕を形成し、お肌の水分の蒸散を防ぐラップの役目にもなるのです。
りんごを半分に切って、そのまま置いておくと、水分がなくなってシワシワになったり、茶色く変色(=酸化)したりしますよね?
でもラップをしておくと、しばらくの間はシワシワや変色(=酸化)を防げます。
そのラップの役目をクリームはしていると思ってください。
でも、そのへんの壁にラップをピタっと貼ってみても、ラップを貼ってるところだけが瑞々しくなったりはしないですよね?
ラップは水分や鮮度を守るのであって、水分量を増やすわけではありませんから。
なので、ネットで流行ってると噂の「ガッテン塗り」(化粧水や美容液を塗らずにニベアだけをたっぷり塗るという方法)では、本来肌の水分量がたっぷりの人以外がすると、油分のバランスが多くなりすぎて、逆にニキビなどの皮脂が原因で起こる肌トラブルを起こすことがあります。
その点、ご注意ください。
この件は書こうかどうか、ずーっと悩んでました。
ニベ○が悪いわけではないんですよ!
私も持ってます。
……と、言っても使ってるのはもっぱら足の裏のガサガサ用です・・・
尿素があまり肌に合わない私のガサガサ踵にはお風呂上がりのニ○アがちょうどよいんです。
顔にはよぉ使いません。
ニベ○が悪いわけではなく、高級クリームでも私には使えないものがたくさんあります。
ニ○アもあの価格では悪い物ではなく、使える人はどんどん使っていいと思ってますが、
「高級クリームとほぼ一緒」
というのはあまりにも乱暴なので、一緒にされてる高級クリームがちょっとかわいそうだなぁ・・・と、美容部員なりの解説をしたいと思います。
1番簡単に説明すると…
「ニベ○の青缶が高級クリームとほぼ一緒」と言う人は「百円ケーキを高級ホテルのケーキと一緒」と言ってるようなものです!!
「ニベ○の青缶が高級クリームとほぼ一緒」と言うと安くて良いもの解ってる風ですが、「百円ケーキを高級ホテルのケーキと一緒」と言うと、ただの違いのわからない味音痴ですよね?
そんなこと言ってたら、格付けチェックで「写す価値なし」になりそうですよ(笑)
そもそもケーキの材料はだいたいにおいて
「小麦粉・卵・バター・砂糖」
です。
それが、
無農薬ハーブを餌に自由に放し飼いをして健康に育てられたこだわりの地鶏の獲れたて新鮮卵でも「卵」
運動もできない檻の中で農薬たっぷりのトウモロコシを餌に育てられたニワトリの卵も「卵」
です。
ストレスのない豊かな自然の中、昔ながらの放牧で育てられたジャージー牛から採れた牛乳で昔ながらの伝統製法で作られた熟成バターも「バター」
家庭の冷蔵庫にあるのと同じ雪印バターも「バター」
さらに、ケーキで言うならばちゃんと分量を正しく測っても混ぜ方を失敗すると膨らまなかったりしますね?
分量や作り方ひとつでも出来栄えが全然違うのです。
高級ホテルやパティスリーはそこを独自に研究して、オリジナルの極上の味を出しています。
それを「小麦粉・卵・バター・砂糖」という原材料が同じだけで、百円ケーキと、高級ケーキを「ほぼ一緒」という人がいますか?
原材料が同じというだけで「ほぼ一緒」というのはそういうことです。
「でも、化粧品は原料が一緒なら一緒じゃないの?」
甘い!!
原料を作る過程も違います!
それに化粧品に関しては分量0.1mgの違いでもテクスチャーや浸透力が全く変わってきます。
ザックリと「配合が多いもの順に全成分が書かれている」と言っても、ちょっとの違いで大違いなんです。
大事なことなので、もう一度言います。
「ニベ○の青缶が高級クリームとほぼ一緒」と言う人は「百円ケーキを高級ホテルのケーキと一緒」と言ってるようなものです!!
でもね・・・
高級クリームとほぼ一緒ではありませんが、ニベアがダメなわけではないんです。
使える人は使えばいいと思います。
ニ○アに限らず、安くていいものもたくさんあります。
百均コスメの中でも「お、これ、百円やのに、案外やるやん」ってものもたくさんあります。
逆に値段が高くても、使えないものもたくさんあります。
5万円のクリームでも肌荒れする人はします。
ネットの情報は便利です。
参考にできるものはしてください。
でも必ずしもネットの情報が正しいわけではありませんし、
みんなが「イイ」と言っていても、あなたの肌に合うかどうかはわかりません。
ネットや人の意見ではなく、自分がいいと思うものを使うのが大事なんです。
最後にこれだけは言わせてください。
ニベ○には水分量を増やす成分は入っていません。
水分が蒸散しないようにお手入れの最後にお肌のラップになるような、本来の役目を持った典型的な昔からの「ナイトクリーム」的なクリームです。
さすが、ロングセラー商品です。
「これ1本でOK!」のようなワンステップ型のジェルクリームが登場するまで、化粧品の歴史において長らくの間「クリーム」とは最後のラップの役目でした。
化粧水で水分を補給したあとに、クリームを塗ることで、水分と油分のバランスを整え、皮脂幕を形成し、お肌の水分の蒸散を防ぐラップの役目にもなるのです。
りんごを半分に切って、そのまま置いておくと、水分がなくなってシワシワになったり、茶色く変色(=酸化)したりしますよね?
でもラップをしておくと、しばらくの間はシワシワや変色(=酸化)を防げます。
そのラップの役目をクリームはしていると思ってください。
でも、そのへんの壁にラップをピタっと貼ってみても、ラップを貼ってるところだけが瑞々しくなったりはしないですよね?
ラップは水分や鮮度を守るのであって、水分量を増やすわけではありませんから。
なので、ネットで流行ってると噂の「ガッテン塗り」(化粧水や美容液を塗らずにニベアだけをたっぷり塗るという方法)では、本来肌の水分量がたっぷりの人以外がすると、油分のバランスが多くなりすぎて、逆にニキビなどの皮脂が原因で起こる肌トラブルを起こすことがあります。
その点、ご注意ください。